銀行強盗として名高い、ジェシイ・ジェイムズの映画。どうしてジェシイは銀行強盗になったのか？ というところを描いている。そこを描きたかったのかも。南北戦争は特に南部には、物質的、精神的両面の大きな傷跡を残したようだ。
ジェシイの家は南部で農園を営んでいたが、兄が南軍に参加したので、自分も16歳ながら南軍に参加する。だが戦争が北軍勝利で終わると、南軍支持の者や家は北軍から迫害され、ジェシイの家も北軍支持の隣家の裏切りによって、放火されてしまう。・・ここから、ジェシイは強盗の道へ・・
回想部分と現在を交差させ、わりと淡々と描く。強盗になるのはそりゃあ、悪いけど、あの戦争もなあ、という気配になる。
ジェシイ・ジェイムズ役はロバート・ワグナー
今までにジェシイ・ジェイムズものは
「ジェシー・ジェイムズの暗殺」2007：ブラッド・ピット、
「ミネソタ大強盗団」1972：ロバートデュバル、
「地獄への道」1939：タイロン・パワー、兄・ヘンリー・フォンダ、
の順に見た。最初のブラッド・ピットのジェシーは、狂気をはらんだ極悪人という印象だったので、今回のはちょっと意外だった。
1957アメリカ
2022.8.26ＢＳプレミアム
