うみぼうず

無法の王者ジェシイ・ジェイムスのうみぼうずのレビュー・感想・評価

3.0
伝説的なアウトローであるジェシー・ジェームズの半生を綴った作品。自分から望んで無法者になったのではなく、南北戦争のあおりを受けて最初は家族や農場を守るために立ち上がるも、途中からの強盗活動は人の為か自分の為か。

ジェシーが短気 短絡的なキャラクターの印象が強く、義賊的なイメージはあまり受けない。自己中心的な振る舞いも多く、懸賞金目当ての輩に狙われるのは当然なのかと。カリスマ性も特に感じず、周りの人間達の好意と度量によって成功できていたのだと。それが分からないジェシーは大きな子どもと同じ。不幸なのはジーと仲間たちだと思う。

列車に飛び移るシーンはCGなど当然ない時代で、真っ暗な映像が臨場感溢れる。

同じジェシーを題材にしたものでも『 ミネソタ大強盗団』の方が面白かったかなぁ。『 ジェシー・ジェームズの暗殺』も観てみたくなりました。
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