ムチコ

三羽烏三代記のムチコのレビュー・感想・評価

三羽烏三代記(1959年製作の映画)
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名前を列挙するのも大変なくらいスターが入り乱れててんやわんや。でもバタバタというのではなくて軽快で、ほんとに見てて楽しい。
桑野みゆき(ちょうど新宗教ブームの頃だからこの設定アリだったのかな、今は無理かもしれない)もふんわりかわいかったし、テキパキの岡田茉莉子もよかったな。朝イチで赤飯持ってくるのおかしかったー。それとあんぱん。お茶漬け。夜鳴きそば屋の屋号はなんだったかな、なんとか雀だったような。
ヒマラヤへ行くのを怒ってるんじゃなくて相談しないで決めたことを怒ってるのよ気づいて大木実。「俺が家を出る」つってお庭でテント張っちゃうの楽しそうすぎてずるい(そこに佐田啓二が陣中見舞い?に来て飲んでるのもずるい)。仲直りのしるしのカットフルーツ。

そして若い世代もさることながら大人の恋愛に手を抜かない番匠スタイル、敬服いたします。本作最高の見どころはサブリンと高峰三枝子の遊園地デート(たぶん後楽園、ちがうかな)❤️ 三枝子の大人な答えにまたしてもシャッポを脱ぎました。

安定のセットの美しさ。はー満足。
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