サリー（エレノア・パウエル）は自分が育てた馬がレースで負けて売り払われるのを知り、引き取ろうとする。富豪の馬主の妨害に遭うが、演出家のスティーヴ（ロバート・テイラー）が密かに彼女を援助し、彼女の歌とダンスの才能を見抜いて自分のショーに出そうとする。
ストーリーは一連のシリーズ作品を通してほとんど同じで、田舎娘のエレノア・パウエルと演出家のロバート・テイラーのコンビがショーと恋愛に駆け回る。
そこに、気怠るそうなバディ・イブセンが笑いを取って、なぜかいびきやくしゃみの研究家が登場する。
やはり、ラスト5分のパウエルのダンスが最大の見どころで、彼女の表現力と身体能力に圧倒される。
列車の中での掛け合いや、雨の中のダンスなど、後の「雨に唄えば」に思いっきり影響してそうな場面が多いのも楽しい。
そして、スターになる前のジュディ・ガーランドが見事な歌声を聴かせていて、15歳そこそこで立派なエンターテイナーだ！
