このレビューはネタバレを含みます
子役をメインに鑑賞したのがきっかけでした。
マックスとの出会いをきっかけに、チャーリーは過去の自分、今の自分、そして目の前にいるベイリーやマックスへ目を向けて向き合っていく…
チャーリーが単なるロボットボクシングにハマってしまったギャンブラーではなく、チャーリー自身がロボットに取って代わられたボクサーだったのです。
自分自身のことを信じられないチャーリーですが、マックスから向けられる純粋な期待の眼差しに応え、その姿を見てマックスも尊敬の眼差しへと変わっていく。
この親子愛が素晴らしく何回見ても泣いてしまいます。挑発的でどこかスカした態度のマックスと高圧的なチャーリーは最高のコンビ。
そして魅力的なロボットたちと清々しい闘い。ATOMだけではなく、その他のロボットも個性豊かで魅力的なデザインです。
そして試合ではついつい映画の観客達と同じように大声を出して応援してしまいます。
王道的なストーリーなのかもしれませんが、それがまた清々しい。
悔しがっているキングピンやタク・マシドの表情は必見です。
あまりにも好きな映画なのでまとまりきりませんが、忘れた頃に純粋な気持ちでまた見たくなるような、そんな作品です。