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ライフ・イズ・ビューティフルのレビューちょいちょいおやすみ中のレビュー・感想・評価

5.0
1939年、ユダヤ系イタリア人のグイドはドーラと恋に落ち結婚後息子ジョズエを授かり幸せな生活を送っていたが、ジョズエが5歳の時、2人は強制収容所へ連行されてしまう。
悲惨で過酷な状況を息子に悟られぬよう、グイドは「これはゲーム。1,000点とれば戦車がもらえるよ」と優しい嘘をつく。


強制収容所経験のある監督の父親は「どのような状況でも、人生は生きるに値するほど美しい」という言葉を遺し、それがこの脚本をつくるきっかけとなったと聞いた
私はそうは思えない

でもこの作品を観ると、いつもそう錯覚する
グイドの機転の利いた大胆な行動や優しくてユーモアのある嘘に何度も救われた
戦時下における、それもホロコーストを題材とした作品でこんな暖かい気持ちになれる映画を私は他に知らない
きっとこれからも何度も観ると思う