泣いて笑って非常にいい映画だった
九ちゃんの歌声はほんまに独特やな思う
何よりストーリーが素晴らしかった。戦後の定時制に通う生徒と全日の生徒の文通から広がる人の繋がりも戦争から帰ってきた小学校しか出られなかった方の話、貧しさと戦後の高度成長の熱っぽさ、風景どれもいい感じだった
え?左とん平?若い!菅原文太?顔が細い!とかおお武蔵!とか見ていてかなり豪華キャストなのではないか?思いつつ
見上げてごらん夜の星を
の歌詞がしっとり染み込むとても優しい気持ちになる映画だった
九ちゃん演じる主人公の生い立ちが最後に語られた時は涙がボロボロ流れた
同情なんてされたくなかった時代、同情を受けることがかっこ悪かった時代、苦しみを皆が其々に抱えながら溢れ落ちた悲しみに寄り添う時代、そんなのをみてとれた
えがった