風神

日本の黒い夏 冤罪の風神のレビュー・感想・評価

日本の黒い夏 冤罪(2000年製作の映画)
3.2
松本サリン事件。

カルト集団による事件という表現。
オウム真理教って名前が
何故出せないのかが疑問。

警察、マスコミ、市民、
悪意なき冤罪。
終わってからならなんとでも言える。
限られた情報から推察する流れと
警察の広報としてのマスコミ。
報道を見て判断するのは視聴者。
サリンという物すら知られていない頃に
謎の毒ガスによる事件。
当時、あの池から自然発生したのか
とも言われていました。
自分もリアルタイムで報道を見てましたが
謎多い事件の印象しかなく
いつしか忘れかけた頃に
地下鉄サリン事件がおきました。
その関連を事前に察知していた警察も
その部分を追求せずに
面子で犯人を決めて逮捕しようとする事が
一番の悪かなぁと。

日本映画の淡白さの中で
冤罪を描きたいのか
マスコミの報道のありかたを問うのか
松本サリン事件の悲劇を描きたいのか
焦点がぼやけた印象でした。

2021-229
風神

風神