ゆず

ゼイリブのゆずのネタバレレビュー・内容・結末

ゼイリブ(1988年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

町にあふれる広告や看板が、真実のサングラスをかけると「買え」「従え」とか「結婚して子供を産め」などの身も蓋もない"本質・本音"が見えてくるっていうアイディアが面白い。"体制"ってものを信じていない左寄りの私にとっては好きなテーマ。

陰謀論めいた話なんだけど、こういう物の見方は誰しもに必要だと思う。
「買え」とそのまま言っても誰も買わないので、消費者が幸せになるかのように宣伝される。イケメンが囁く甘い言葉も、詰まるところは「脱いで股を開け」なのかもしれない。
言葉を進化させ複雑化させてきたが、そんなものは飾りでしかない、と思う。為政者が「言い換え」を乱用する昨今にあっては特にそう思う。

ちなみに駄文を連ねたこのレビューも、サングラスをかけて読めばきっと「面白い」と「見ろ」ぐらいしか書かれてないのだ。
ゆず

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