夏の妹のネタバレレビュー・内容・結末

大島渚監督作品の中でも、
本作は説教臭くないから好きな部類です。

沖縄が本土復帰を果たした年に制作されているので、
背景に沖縄問題が見え隠れしますが、
いつもの大島作品のように声高にならないところ…

もう50年以上も前の映画なんだね。台詞回しとか「な〜んだ」ってちぇってやる仕草とか演技全般が当時感満載。

沖縄で突然の手紙が届いて、運命を感じるというプロットは甘酸っぱい青春系。しかしもう一段あっ…

小松方正、佐藤慶、リリィ、小山明子、戸浦六宏…
姿は若いけど、声と話し方は全然変わらない
やたら堂々としていて落ち着いた物腰だよね
それがこの時代の俳優の魅力のひとつだと思う

栗田ひろみ以外みんな…

なんだかぼんやりしていて、よくわからないなあと思いながら観ていたら、ラスト20分でめちゃくちゃおもしろくなった！
素直子の、ふーんだ！みたいなつっぱりと、棒読みと、綺麗なこどもの瞳を通して、沖縄返還…

主役の女の子の演技が微妙だと思って見ていたら、そういう天真爛漫なキャラ設定だった。素直子って凄い名前。

桃子先生が色っぽい。

徐々に、ジワジワと登場人物の人となりや関係性が分かってきて面白い。
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大島渚監督。ＡＴＧ・創造社制作の沖縄を舞台にした青春アイドルドラマに、小山明子、佐藤慶、小松邦正、戸浦六宏、殿山泰司による大島渚式の政治劇が絡まる。

70年代に量産されるアイドル映画の先駆け的な意…

沖縄返還直後。内地と沖縄の関係は複雑だよなあ…。
修学旅行で行った時、おばあの戦争体験談聞いて泣いた人がたくさんいたけど、そのときここまで格差を考えてなかったもん。
いまも基地を押し付けて、今の今ま…

りりい美人。

アイドル映画としてはやっている内容が特質的で、共感させることよりも魅せるというただ一面に乗っ取った映画作りは職人的。
父親役がスケベな見ためすぎて、惹かれる魅力が理解できなかった。
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