基本的に民事の裁判はお互いの引き際を見極め、和解金で仲裁を図る。
劇中でトラボルタはそう話すが被害者の同情を知ってしまう。
裁判官が仲裁に一枚加わってくるなんてやり方が認められる裁判。
しかも弁護側の肩をもつとは驚きだ。
すべてが加害者側のいいように進んでいく中でトラボルタは、金や友人を失いながらも最終的に得たものとは何か。
この行動こそ真の正義と呼べるものだろう。
作品的には感動などは微塵もないが、事実を知るだけでも一見の価値あり。
ロバート・デュバルやウィリアム・H・メイシーなど脇役が非常にいいのも特徴。