まず一本の映画として、それは完全なるドキ ュメンタリーフィルムでした。
そこに唯一の主観があるとすれば、それはカメラアングルのもつ美意識かもしれ ません。
そこに映し出される画は、
無駄がなく確かに美しい。
そこに登場するのは、ロボットに完全にコン トロールされた「いきもの」たち。
そしてそれを補助する人間。
それはまるで意志をもったような残酷ささえ 感じさせるものでした。
現代を生きる私たちの業とそのせつなさを知 ること。
明日も食べ物をたべる私たちは、やはり知るべきだと思います。
久々に、あっと言う間にエンディングの映画 でした。