2012年頃に存在を知り、観たいと思うものの、自分自身の中のハッキリしない「抵抗感」に抗えずになかなか観ることのできなかった映画。
2年ほどしてDVDで観ることができた。
取材先はヨーロッパなので、日本とは違う部分もありそうだが、工場生産のように作られていく肉、肉、肉、魚。淡々とその状況を映し出していく。
一番強烈に印象に残ったのは、牛がノッキングペンに入れられて、打額される直前に物凄く興奮してバタバタするシーン。
そして、牛の解体作業を淡々とこなす作業員の方が、昼休みにサンドイッチを黙々と食べている姿も印象に残った。
人間は「いのち」をカラダに取り込んで生かされている。
もっと謙虚にならないといけないとも思ったし、いのちをいただくからには、最後まで残さず食べたいし、もったいないことはしたくないという思いに駆られた。
私の屠畜への興味の原点になった映画。
90分ほどの映画なのに、途中単調すぎて寝てしまい、見覚えのあるシーンまで戻って観る、寝るの繰り返しで、結局2倍以上の時間を使って見終えたというのにwww