ROY

或る殺人のROYのレビュー・感想・評価

或る殺人(1959年製作の映画)
-
名優2人が弁護士と検察官に分かれ、殺人事件の法廷で激突!熾烈な駆け引きに息を呑む傑作サスペンス

音楽はDuke Ellingtonが担当している

オープニングタイトルはソール・バスによるもの(キネティック・タイポグラフィ)

■INTRODUCTION
本作でヴェネチア国際映画祭最優秀男優賞を受賞した弁護士役ジェームズ・スチュアートと、切れ者検察官に扮するジョージ・C・スコットによる法廷バトルが圧巻。出演も果たしたデューク・エリントンの音楽も必聴。(「ザ・シネマ」より抜粋)

■STORY
検事を辞めたビーグラーは弁護士事務所を開業するが、仕事の依頼はほとんどなく魚釣りに興じていた。そんなある日、妻をレイプした酒場の店主バーニーを射殺した陸軍中尉マニオンの弁護依頼が舞い込む。依頼主である妻ローラは見るからに挑発的な雰囲気の女性で、裁判で不利に働くことを恐れたビーグラーは生活態度や服装を改めるよう注意する。しかし検察側はローラの本性を指摘し、バーニーと合意の上で行為に及んだと主張する。(「ザ・シネマ」より抜粋)

■NOTES
_妻を強姦した男を射殺した夫!
__計画的か精神錯乱か!
___驚くべき異常の殺人!

↑公開当時のチラシに載っていたキャッチコピー

原作はロバート・トレイヴァーの小説『Anatomy of a Murder(邦題:『錯乱』)』

「史上最高のジャズ・サウンドトラック・リストに、必ず入れなければならない映画『或る殺人』は、ビッグ・バンド・スウィング時代のマエストロ、デューク・エリントンが、たびたび共作しているビリー・ストレイホーンと書いたもの」(「手元に置くべきジャズの映画サントラTOP25」『uDiscoverMusic』https://www.udiscovermusic.jp/stories/best-jazz-soundtracks より抜粋)

劇中のセリフに関しては、レイプが争点なだけに、当時タブーとされていた言葉)が使われており、論争が起きた。
・intercourse(性交)
・contraceptive(避妊薬)
・sperm(精液)
・sexual climax(オルガズム)
・panty(パンティ)

■THOUGHTS
ベン・ギャザラが若い!

凄い台詞量だ。
ROY

ROY