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或る殺人のkojikojiのレビュー・感想・評価

或る殺人(1959年製作の映画)
3.8
#1190
1959年 アメリカ🇺🇸映画
監督はオットー・プレミンジャー
中央から派遣されてきた腕利き検事に元検事の地方弁護士が挑む。2時間40分たっぷり見せる法廷傑作サスペンス。
ジェームズ・ステュワートが元検事の弁護士を演じ、ヨーモアたっぷりに熱弁をふるう。

「バニーレイクは行方不明」と一緒にBOBさんから紹介された映画。
予定していた「絞殺魔」と勘違いしていたが、今日のメニューはこちらだった。

ある日、弁護士ポール・ビーグラー(ジェームズ・ステュワート)のところに殺人事件の弁護の話が舞い込む。依頼人はローラ・マニオン(リー・レミック)という女性。ローラの夫で陸軍中尉のマニオンは、妻をレイプしたバーニーという男を射殺する事件を起こして起訴されていた。

ところがこのローラは遊び人で、果たしてレイプされたのか、誘っただけなのかよくわからない。
ビーグラーの必死の弁護が始まる。
映画の大半は、法廷。しかもかなりシンプルな事件だけに、きめの細いやり取りが続く。
法廷ものの面白さ満載だ。

検察側は中央から派遣されたベテラン検事ダンサー。ジョージ・C・スコットが演じるが、ジェームズ・ステュワートの熱い弁護に対して、曲(くせ)のあるネチネチのツッコミが対照的で、二人のやり取りがたまらなく面白い。

真実は最後までわからい。どう結論が出るのか、手に汗握る展開だ。

そうそう、ピアノを弾いてるおじさんはどこかで見た顔と思っていたら、音楽担当のデューク・エリントンだった。タイトル画面も音楽にピッタリあって、すごくカッコいい。

2023.05.17視聴225
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