妻よ薔薇のやうにに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)- 4ページ目

「妻よ薔薇のやうに」に投稿された感想・評価

koki

kokiの感想・評価

3.8

今年春やってた成瀬巳喜男の一気見を再開。
彼の作品はやはり90年前であろうとも全く色褪せない。
美しさと恐ろしさ、喜劇と悲劇、物事の両面を交互にひっくり返しながら人生に訪れる定めを描くのが真髄かもし…

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Jimmy

Jimmyの感想・評価

4.0

池袋・新文芸坐での『成瀬巳喜男監督特集』で鑑賞。

この映画タイトルが表示された時、『中野実の二人妻(の文字が大きく)、(その下に小さい字で)妻よ薔薇のやうに』と出るので、タイトルは『二人妻』の方が…

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S

Sの感想・評価

3.8
時の首相岡田啓介、そんな時代の言葉がここまで聞きやすいとは思わなかった。

海外配給された初めての邦画とな。

面白い〜〜
ま

まの感想・評価

4.0

あまりに複雑な家族関係のど真ん中にいる千葉早智子が、本当に魅力的!
せかせかしていてストレートで、にっこりしていてあははと笑って、素直で明るくて思いやりがあって、、、最高のヒロイン!(この作品が制作…

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このレビューはネタバレを含みます

成瀬巳喜男の元妻である千葉早智子の代表作であり、日本に於ける発声映画初期の傑作品。

私が成瀬作品を観るのはこれが初めて。と言うのも、近所のTSUTAYAには黒澤、木下作品は多いが、成瀬作品は少ない…

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Taul

Taulの感想・評価

4.0

『妻よ薔薇のやうに』(1935)再鑑賞。成瀬巳喜男。キネマ旬報ベストテン1位。脚本も成瀬でついにトーキーでその映画世界の面白さが発揮される。価値観は古いが女性たちの心を繊細に描ききる巧みさ。後に成瀬…

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制作年の1935年ってどんな年だったかざっとみてみたら満州国の傀儡ラストエンペラー溥儀来日とかナチによるユダヤ人公民権剥奪とかまさに戦乱前夜。けど一般庶民を描くこの作品に戦争の影はまだ見えずで色々と…

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mi

miの感想・評価

3.7
親父がクズすぎて目も当てられないのはおいといたとして、娘の立場を主人公に置いてるのが設定として際立ってる。
いっそのこともう一人の妻が激しく罵倒できるような人なら都合が良かっただろうに。

1935年の成瀬巳喜男監督作品。うだつが上がらない父親と妾の情を正妻の娘の視点で描く。
これは面白い! 当時の風俗や帝都の町並みが拝めるのも興味深い。全く違う2人の母親像と、実は妾が自分を支えていた…

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せいけ

せいけの感想・評価

4.0

映画史に残るどうしようもない父親
妻子を置いて夢を追いかけたと思いきやそっちでも家庭を作っちゃうだらしなさ
説得しにきた娘に対しても飄々とした態度で全く悪びれない
どちらが父親を取り戻すのかというバ…

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