妻よ薔薇のやうにに投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)- 5ページ目

「妻よ薔薇のやうに」に投稿された感想・評価

chiyo

chiyoの感想・評価

3.5

2021/1/3
とにかく父親がどうしようもなく、彼には正妻も愛人も勿体無く思える。が、そんなに簡単に割り切れないのが、男女の色恋沙汰なのである。そして、両親の冷めた夫婦関係と温かい愛人家庭を目の当…

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カット割の軽やかさや、「困るわ、ほんとに困っちゃうわ」みたいな言葉を繰り返すことで生み出される独特のリズム感が、厭な話をポップに仕上げてる。

成瀬監督の初期の代表作と言われる作品。娘と恨む対象である父の愛人とその家族との間に奇妙な絆(というか借り)が生まれる点や、歌人としての才能が有るにもかかわらず帰ってきた父に対しては対応や態度も不器用…

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このレビューはネタバレを含みます

才能の塊だった。二人妻とのタイトルが別に冠されるが、これはある意味、「二人夫」というべき内容となっている。本宅には、「夫」が二人いると言える。つまり正妻は「妻」ではなく「第二の夫」であるのだ。こうで…

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君子は、歌人の母・悦子と二人暮らし。父は砂金探しに出て、何年も戻らずだったが、ある日君子が父を都内で見かけ…。
戻ってきてほしいのに言い出せない女としての母の心情を、勝手な父親をあえて淡々と描くこと…

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べべし

べべしの感想・評価

3.6

2016年山田洋次監督にリメイクをされた元映画。
しかし物語は山田のものとは大きく異なる。父が砂金探しに出たまま帰って来ず、東京で母一人娘一人で生活していたが、ある日叔父から戻すように言われる。しか…

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久しぶりの成瀬巳喜男、ありがとうU-NEXT
成瀬作品ってなんでいつも女性が可哀想なんやろうか。
妻は夫を恋焦がれ詩を認め、夫は田舎の住む妾のところに入り浸り
父から届くのは金だけ。
娘は町で父を見…

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妾が本宅へ送金していることを知っても夫の有り様がさほど変わらないのは違和感だけど、当時の共通認識で言えば当たり前なのかな。
「いや、随分前からお金は送ってないけど……え、おゆきがやってくれてたの?そ…

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戦後の邦画とは異なる、白塗りの濃いメイクアップが魅力的。和装はレトロモダン、洋装はハイカラに観える。
内容にも古臭さはなく、人物描写はイキイキとしたもの。特に『男から愛されない女』の姿には、残酷なほ…

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pecoritta

pecorittaの感想・評価

3.8

このレビューはネタバレを含みます

どんなお大尽かと思ったらいいトシしてヤマ師のヒモとは…
おもしろいじゃないの

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