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妻よ薔薇のやうにのjuriのレビュー・感想・評価

妻よ薔薇のやうに(1935年製作の映画)
4.0
フラフラしてる父、いい人なんだろうけどなんだか頼りない娘のボーイフレンド、そして子供だからと詳細を知らされない腹違いの弟‥。
検討違いかもしれませんが、男性を徹底的に取るに足らないもののようにして女性の強さを引き出している脚本な気がします。

よくある話なのに、どうしてこんなに面白いのか。短い上映時間ですが、簡潔に事情を知らせる掴みから上手い。成瀬巳喜男監督は下積みが長いことで知られていますが、ほとんど初めて評価されたらしい本作。今よりずっと観客の目は肥えていたのでは‥。

しかしあまりにも父がクズで引いた‥。せめて離婚すればいいのに。
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