カメラで語るとはこういうことかと学びました。
初見時、話のスジがあまりにもだったので評価できなかったが、皆さんのレビューを読んで再見して、なるほどそりゃキネ旬一位になるわなと納得しました。
昭和1…
これはちょっと中島みゆきの「悪女」の歌詞を思い出してしまう。
「亭主元気で留守がいい」
この言葉が当たり前のように言われるそのずっと前、日本の家庭にこれほどまでに「亭主」を大切に想う妻たちがいたとは…
引き裂かれた東京の家族。母親の立派さに耐えられず出て行ってしまう父親とはこれ如何に。倫理上の夫婦像は打ち砕かれ、「母さんの負けね」という台詞で収束する。包容力や如才なさで信州の妾の女性に軍配が上がる…
>>続きを読む「大人になればそのうち分かるわよ」って言葉で大人がみんな濁すのが良い。お父ちゃんは奥さんの詩を知っていたんだろうか。詩を知ってたらあんな安易に帰ろうとはしないと思うんだが。てか山田洋次のあれこれの…
>>続きを読むぱっぱっぱっと画面の切り替えのテンションがすごい。こんな素早さの高い成瀬みきお見たことなかったがモチーフは相変わらず男女の平行線。君子の立ち位置もちょっと海辺のポーリーヌちっくで意外とテキトーではな…
>>続きを読む上品な佳作。夫、妻、愛人の三角関係という、扇情的な通俗劇へとかたむきがちの物語に、気立てがよくさっぱりとした娘の公平なまなざしが絶妙な抑制作用をもたらす。この娘を千葉早智子が好演。『或る夜の出来事』…
>>続きを読む☆☆☆★★
併映 花よりだんご スタジオFのお花見(1935:11分・8㎜→35㎜・無声・白黒)
2018年4月20日 国立映画アーカイブ/長瀬記念ホール OZU(旧 国立近代美術館フィルムセン…