ちろる

ベッドかざりとほうきのちろるのレビュー・感想・評価

ベッドかざりとほうき(1971年製作の映画)
3.6
戦争によって孤児がたくさん疎開してきたイギリスの小さな村。
引き取り手が見つからないチャーリー、キャリー、ポールの3人は、プライスという一人暮らしの見習い魔女中年女性の家に引き取られる。
中年なので勝手にスーパー魔法使いなのかと思いきや、魔法を通信講座で習う、見習いで魔法は笑えるほど未熟(笑)
しかも、孤児3人に対しての扱いも結構嫌々で冷たくてどうなる事かと思いきや・・・
メリーポピンズな空気感になってきたのは、あのメリーポピンズの堅物なお父さんデヴィッド・トムリンソンが出てるから。
かなり胡散臭い詐欺師みたいなおっさんなんですが、プライスと、子供たちと魔法の力でかなりスペクタクルな冒険を経験するうちに、なんかいい感じのおじさんになってくるのがいいです。
あと、アニメと映像の融合や、歌がディズニーお馴染みのシャーマン兄弟ってとこで、そこがメリーポピンズ風な理由。

ロンドンで繰り広げられるだけでなく、動物たちが支配しているナブンブー島に行ったり、ドイツ軍に捕らえられたりかなりスペクタクルなお話。
大人たちも冒険を通してちゃんと大人に
今見ても楽しめたけどこれは、子供の頃観たらもっともっと楽しめたかもしれない。
全体的に駆け足感は否めないけど、ハリポタやメリーポピンズみたいな魔法映画が好きなら是非観て欲しい作品です。
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