黒澤明監督による原水爆の恐怖をテーマにした文芸作品です。通算15作目。
前作『七人の侍』(1954年)でエンターテイメントの頂点を極めた黒澤明監督ですが、やっぱり根は文学青年。どうしても文芸作品を…
撮り方は上手いし、哲学的前提も悪くない。それなのに何故だか面白くない。
理由は、原水爆を議題にしてるからだと思う。その議題だと何も言えなくなって、プロパガンダのようになってしまう。余白がないから退…
核軍備の恐怖、民衆の愚、狂気の淵、何れも印象が半端なのは、
この結末の原因は三船老人の怒鳴り一択のプレゼン下手ゆえじゃね?と見えるから。
核廃絶、でなく「年寄りも説明は上手く冷静に」映画。
黒澤がカ…