「狂っているのはあの患者なのか、こんな時世に正気でいられる我々がおかしいのか」
全体的に説教じみてて展開がもっさりしている印象はあるものの、三船敏郎の老け演技はすごいし、ラストは非SFをやりながら…
このレビューはネタバレを含みます
狂い、自己を麻痺させるという生存戦略。本能レベルのストレスに対する精神の防衛策。人間の強さでもあり、危うさでもある。
他の動物がその危険を知ったら逃げ出すだろう、という台詞があった。では何故、人間の…
自宅で観ましたぁ〜。
なかなか面白い。
何が?そう思う理由なんだろ?
誰もが思う不安。
なんか、確かにそうなんだ。
その不安ってやっぱり見えなくて、
それが恐怖に思う人にとっては恐怖でしかない。…
三船敏郎恐るべし。
最初は1人爺さんがおかしくなっているように確かに思えるのだが、話が進むにつれて段々と水爆の脅威を感じるようになっていて、この辺りも流石。
ただエゴも描かれており、そして善悪二元論…
車がバラック街を駆け抜けて、あるところで止まり、人物が降りてくる。その際のカメラの動かし方なんて「ああ黒澤だ」という感じだし、サブリミナル的に挿入される核兵器の恐怖、土砂降りの雨もやりすぎ感がある。…
>>続きを読むDVD📀所有。黒澤明1955年監督作品。三船敏郎、志村喬、千秋実主演映画。
一貫して反戦を訴え続けた監督が、原水爆の恐怖を真正面から取り上げた異色のヒューマン・ドラマ。
町工場を経営する中島喜一…
悲劇、いや、喜劇ともいえる作品。大家族の一家の長。彼はあくまで一家の事を思って一大決心をし、その道に邁進していったが、その決心に戸惑い、振り回される家族達。一度裁判所で決定した事を改めて開いた家族会…
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