生きものの記録に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)- 3ページ目

「生きものの記録」に投稿された感想・評価

ミサホ

ミサホの感想・評価

3.9

原爆や水爆を恐れるあまり暴走し、全財産💴をつぎ込んでブラジル🇧🇷移住を言い出す三船敏郎演じる主人公の喜一。

そんな喜一の提案を一蹴し、家庭裁判所に訴え出る妻や息子たち家族。父はおかしくなっちゃって…

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鉄工所を営む老人が水爆の恐怖から逃れるために家族と一緒にブラジルに移住しようとするので、家族は気が狂ったと思い、裁判所に禁治産宣告をするよう訴える...。

1955年、昭和30年の日本、1949年…

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原水爆への恐怖から崩壊していく家庭。家も工場も何もかも売っぱらって家族ともどもブラジルに飛ぼうとする父と、彼に振り回される家庭、なんたるヒステリー!!と思うけど、55年当時はこれがまだ相当にリアルだ…

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今もなおある恐怖。
本気で向き合ったら主人公みたいに気が狂うと思う。

F先生のSF短編集で似たような話あったな。

え?!
これ三船だったの!!
ってまず思った。
当時35歳の三船が60歳の役を演じているらしい。これは驚き。こんな特殊メイクの技術が昔からあったのか。体の痩せ細った感じとか、姿勢の曲がった感じとかも…

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主題が重苦しく、かつ教育的な物語であるためハリウッドがお好きな"ダイナミック・サムライ"とは程遠い作品に仕上がっている。

内容は正直なところ単純な社会告発なのだが、中々考えさせられた。戦時中に反戦…

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oji

ojiの感想・評価

3.9

黒澤明監督作品
歯医者しつつ家庭裁判所の調停員というのも時代柄、次第にそっちがメインになっていく志村さんの額の汗を拭う仕草好き、焦り。

三船さんと言われなければわからないぐらいの老人を役作りという…

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このレビューはネタバレを含みます

黒澤明監督作品。113分。
視聴方法:DVDレンタル。

主演に"三船敏郎"とあったが、いつまで経っても出てこない。調べてみたらおじさん役だった。声もいつもの声と違っていたので驚いた。
地震大国日本…

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あお

あおの感想・評価

4.0
「狂っているのはあの患者なのか。こんな時世に正気でいられる我々がおかしのか」

今にも通ずるテーマだと思う。

国立映画アーカイブで、黒澤監督が本作のタイトルを悩んだ様子が窺える直筆の候補集を見たことがあるが、それを知った上で見てみると選ばれたこのタイトルに込められた沸々とした思いが読み取れる。黒澤監督は決し…

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