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生きものの記録のRのネタバレレビュー・内容・結末

生きものの記録(1955年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

「何さ!あんたなんか本当に口先ばっかり!何も本気で考えたことなんかない癖に!お父さんはね…お父さんはね…1人で考えて皆のことを心配して考えて!自分のことしか考えないのはあんたたちよ!」

主人公の中島は、人の反対も、新しい事を始める怖さも、立ちはだかる障害もどんどん乗り越えて行ってしまうし、ただ そんな彼も、結束した臆病者の集団の力で、とうとうねじ伏せられてしまい、それも一番の味方である筈の家族の反対が、彼にとっては一番手強い。最後めちゃくちゃきもちいい!とかカタルシスがある訳じゃないけど色々考えさせられる。「やるべき対策を打ってさえいれば、どんな困難も避けられる」というセリフは、生きている全員が常に思いながら生きていきたいものなのだけど、中々思いながらそれを実行に移せる人は少ないのよね。行動に移したあげく不安地獄が待っている。

中島が家族に全員分ジュース買ってくるところが可愛かった、ちゃんとストロー付き!自分はストロー外してごくごく飲んでてとても良かったです(そこかい)だってこれ家族喧嘩中なのに買ってきてるからなあ…そこよね。
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