黒澤映画。
原爆水爆に異常な恐怖心を持つ老人の話。
当時35歳だった三船敏郎が60歳の老人を演じている。
正直あまり響かなかった。
主人公が自分勝手すぎて好きになれなかったのが大きいかな。
演技については、老人役をやってもやっぱり三船敏郎の存在感は滲み出てしまうなと。
ただ特殊メイクがまだ発展してない時代の作品にも関わらず、皺や皮膚感のリアリティは素晴らしかった。
黒澤明本人が「本作は唯一赤字だった作品」と言っているように万人受けするタイプの作品ではなく、ちょっと自分には難しかったのかもしれない。