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ミニミニ大作戦のpetrolcatのレビュー・感想・評価

ミニミニ大作戦(2003年製作の映画)
2.0
残念。旧作好きな人やオタクな車好きはがっかりする可能性ある。旧作のだらだらが嫌な人とか娯楽スッキリカーアクション映画好きな人は楽しくみられるかも。

旧作くらいたくさんニューミニカースタントしてほしかったが、思ったより少ない。イタリア(とフィアット)が全面協力してくれたから実現したことだったんだなあと。あとやっぱりニューミニは身軽さなくなっちゃったね(贅肉落としたとはいえサイズ大きいし乗り心地良い代わりにリッチな内装すぎたりするしそれは仕方ないしわたしは素晴らしいリデザインとパワフルな走りの初期ニューミニは好きです)

ミニはドイツ車(になった)のにドイツはまったく出てこなくて、舞台アメリカで、題名がイタリアンジョブなのにイタリアは最初しか出てこなくて最後あんまり関係ないし、韓国系ロシア系マフィアがいきなり出てきてカオス。旧作のイタリアンジョブの意味は「(敵の)イタリア人の仕事(はぜんぜんダメw)」っていう皮肉でした、だからタイトルがあってない...。

ドイツ車アメ車の戦いかと思いきやアストンとかディフェンダーちらっと出てきて、旧作ほどしっかりイギリス車イタリア車のプライドかけた戦いみたいなわかりやすい思想もない。車へのこだわりもあんまりないのかな...。

クールな泥棒としてカッコつけてたが、やはり泥棒は良くないよって最後バチが当たって陽気な英国風ブラックジョークで締めた旧作とは違い、綺麗に終わりすぎててこちらもなんかなあと。イケメンで泥棒としては優秀だけどたまに抜けてて美人に怒られるルパンみたいな主人公じゃなくなったのもなんだかなぁという。

よくもわるくもアメリカ映画だね。。。
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