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デスプルーフ in グラインドハウスのhasseのレビュー・感想・評価

4.6
演出5
演技4
脚本5
撮影4
照明4
音楽5
インスピレーション5

変態と美女が織り成すエクスタシーとカタルシスの狂想曲!
名状しがたい、映画のあらゆる魅力が画面から弾き出してくる、最高の映画だ。

前半は古き良き低予算B級映画をオマージュしたスリラー。内容だけでなく、カメラの構図や寄り引きの演出、音楽の使い方やフィルムの仕掛けにも徹頭徹尾その思想が窺える。
後半はタランティーノが全身全霊で手掛けるカーアクションだ。ゾーイ・ベルが鉄パイプを振り回しながら、まるで馬を駆けさせるがごとく車を乗り回す様は最高にクールとしか形容できない。

二度目でくどいが、とにかく最高の映画! これぞ映画を観て良かったと思える映像体験だった。
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