うどん

デスプルーフ in グラインドハウスのうどんのレビュー・感想・評価

3.8
タイムラインで見かけて以来、気になっていたタランティーノ作品!

なんだこれはー!オモシロッ。

まず、オープニングからエンドロールに至るまで音楽が全て良い。早速、プレイリストをつくってしまった、イヒヒヒ。調べている中で、音楽にも相当なこだわりがあったのだとわかり、ますます楽しい。あえてのフィルム感やノイズも良かった。

タランティーノ特有の、本筋とは関係ない"どうでもいい話"が健在で、なぜか心地よい。前半の女の子3人がそれぞれキャラ立ちしていて、中でもアーリーンのラップダンスにはびっくりした! (当初、ラップしながらのダンスだと思っていたので、セクシーすぎて自分の無知を知りました…)
カート・ラッセルのヤバい・キモいおじさん感が終始すごかったけど、前半終盤で愛車に乗る直前に見せた、カメラ目線の笑顔がかわいかった〜。やー、そのときのシーンの壮絶さといったら…お口あんぐり。

後半は、知った顔の女優さんばかりで、皆さん若いな〜と。本物のスタントウーマンの方がかっこよすぎ!アノ車の楽しみ方はチョットできないかな!
あんだけビビりまくった女の子たちが、まさかのやり返し(しかも暴言吐きまくり)、チビりまくりのカートラッセルが、はあー面白すぎた。"END"が出てきたときの女の子たちのポージングには爆笑。ラストを一気に、今までのテンポよりも何倍も速く駆け抜けていく、この爽快感はタランティーノ上手すぎる…!さすがです!

タランティーノって、やっぱり変態だし(褒めてます)、会話シーンダラダラからの、ごりごりバイオレンス描写するしだけど、どこか滑稽だったり憎めなかったりするキャラたちがいて、ラストスパートの疾走感もあって、オモシロー!と唸らせてくれる人なんだな、と改めて思いました。
そうして、父親にオススメして一緒にラストで爆笑しました。
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