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デスプルーフ in グラインドハウスのnodoubtのレビュー・感想・評価

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※記録用です。

いつも仲の良いタランティーノ&ロドリゲス。
どちらも大好きな監督の2人です。
前半からエンジン全開のロドリゲス作品に対し、徐々にスピードを上げていき驚異的な加速で観る者の心を離さないタランティーノ作品。
監督・撮影・音楽・編集なんでもこなす秀才タイプのロドリゲスに、究極の映画オタクで天才肌のタランティーノ。
前置きが長くなってしまいましたが、タランティーノの天才たる所以、彼の映画愛がわかる痛快スラッシャー・ムービーが本作です。

前半はタランティーノお得意のバカ娘…いやバッドガールたちによる他愛のないおしゃべりがリズミカルに延々と続く。
タランティーノのここが嫌いなんだよ。という人もここは我慢です。

カート・ラッセル演じる変態殺人鬼スタントマン・マイクが登場してからは加速度的に面白くなってきますから。

ちなみに時間短縮のU.S.A.バージョンより、完全版の方が彼の変態ぶりがより描かれていておすすめです。

この作品の山場は2ヶ所。
まずはスタントマン・マイクが“デス・プルーフ(耐死仕様)”の車による殺人を遂行する、あまりに衝撃的で凄惨なシーン(太ももが…!)。

そして最大の山場、2組目のガールズとマイクによる、CG一切ナシのガチンコ・スタントによるカーチェイスシーン。
さらに完全にキレた彼女たちがとった意外な行動と、驚きの結末は…。

タランティーノの最高傑作。必見。
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