クロキ

デスプルーフ in グラインドハウスのクロキのレビュー・感想・評価

4.5
この映画はタランティーノ監督のいつものおしゃべり、今回はガールズトークが大半を占める。内容はよくわからない部分もあったが登場する女子たちは本当に仲良しで、互いに笑い合う場面がとても多い。そんな中に現れる狂人。狂人の容赦ない攻撃は楽しかった空気を無惨に切り裂く。

ここまで見ると、女性が狂人に恐怖する恐怖もの、最後になんとか敵を倒す映画かなと思えてくる。しかし違う。まったく違う。後半にでてくる彼女たちはとにかく強くて負けない。私たちの番だと言わんばかりに逆襲が始まる。武器は頑丈な車にパイプと己の拳、蹴りと踵落としも忘れずに。

前半と後半は映画の空気感が変わる。後半の盛り上がり具合がとにかく面白く、映画も視聴者もテンションが上がりっぱなしになること間違いない。カーアクションで興奮する映画を見たいと言われたら間違いなくこれをおすすめする。
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