RIO

聖山のRIOのレビュー・感想・評価

聖山(1926年製作の映画)
3.8
ひたすら踊るレニが独創的
海の波にシンクロしながら逆光に写し出されるフォルムが芸術

アーノルド・ファンクは山岳映画のはしり
縦長サイズのフィルムの中に急斜面の山々
人がめちゃくちゃちっちゃい
特撮なんかではなく高度な技術を持ったスキーヤーが雪原を滑る
1年半かけて雪山で撮られたレニは体張ってます

俺は無茶をしたいんだと絶壁を登り頂上を目指す
頂上に何を求めるとの投げかけに自分自身と答えたのに説得力があった
寒い時には見たくないけど今ぐらいなら画面からの雪まみれになっても気持ち良いです

1人の女をめぐる2人の男が山で遭難とストーリーもタイト
映画は発展途上なんでしょうがサイレントに音楽も素晴らしい
幻想シーンはきっとこの作品の核
空へのダイブとか表現もドラマチックで多くの構図で文句無しに迫力ありました
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