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不滅の恋/ベートーヴェンのmugcupのネタバレレビュー・内容・結末

不滅の恋/ベートーヴェン(1994年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます


「音楽はあらゆる知恵や哲学よりも高度な啓示である」

誰もが1度は聴いたことがあるであろう
ピアノソナタ第8番「悲愴 第2楽章」
この曲大好き。

名曲とは哀しみの中で生まれるものなのかもしれない。

この曲が作られたのは、ベートーヴェンが難聴を自覚した時期だと言われている
性格にひと癖もふた癖もあったベートーヴェン
気性が荒いため人は離れていく
彼もまた孤独に悩まされた一人なのだ。

だからこそ、ベートーヴェンが奏でる旋律からは
暗闇にいる人に寄り添うような優しさと
暗闇から光を求めるような切実さを感じる。

哀しみを突き抜けた先にあるものは
きっと歓喜。
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