カミワザ

ネメシスのカミワザのレビュー・感想・評価

ネメシス(1992年製作の映画)
3.9
『ターミネーター』の時代に、更にこんなサイバーパンクな作品があったのかと感心した。
だけど低予算が見え見えのチープな田舎の背景・・・そこにサイボーグのアンマッチさがなんとも・・・
で、とりあえずグラサン掛ときゃSFっぽいでしょって力業がちょっと好き。

その分アクションとしては、これでもか!というぐらいの銃撃・爆破のオンパレード。
もう全編に渡り、ひたすら撃ちまくるものだから、「そういえば物語なんだっけ?」と頭がバグってしまう(笑)

床を銃で撃ち抜き階下に降りるシーンは、最近のアクション作ではスタイリッシュに魅せてくれるが、本作が初め!?
だけど落ち方がださい。アイディアを他作品にいいように格好良くパクられて可哀そうになる。

それでも、本作のアルバート・ピュン監督は、8週間でこの作品を撮り終えているそう。
8ヶ月間の間違いじゃないの!?と思ってしまう程の早撮りなんです。
こんな安く・早く、そしてお手軽に満足感を得られるなんて。まるで牛丼みたいな作品です。
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