あんがすざろっく

キングダム・オブ・ヘブンのあんがすざろっくのレビュー・感想・評価

キングダム・オブ・ヘブン(2005年製作の映画)
2.0
リドリー・スコットをレビューしようシリーズ。

さて、これは難しい。
劇場で観たんだけど、当時でもどんな思いで映画館を後にしたか、さっぱり覚えていない。

リドリー・スコット作品だけに、映像の迫力は最初から保証されているようなものです。
しかも、御大が一番得意とする中世の剣劇スペクタクル。

が、物語に波がないというか…。
今回見返してみて、どこが一番心に響いたかと聞かれたら、答えようがない。

う〜ん、良かったのは、リーアム・ニーソンとジェレミー・アイアンズであったことだけは確かです。
あっ、後は「ハンニバル」でのゲーリー・オールドマン並みの登場、エドワード・ノートン(笑)。
どういう経緯でキャスティングされたんだろう…。
やっぱり、声なのかなぁ。

結局これは、エルサレムの歴史や、宗教問題を理解していないと分からないお話で、かと言って、その辺りのことを分かりやすく描いてくれているかと言うと、そうでもない。

なるほど、これは置いてけぼりを喰らうね。
イマイチ見返そうという気にもなれなかった訳だ。
特に僕は信仰心というものが皆無に近いので、やはり入り込めなかったです。
監督、すんません。
これは僕には刺さらなかった…。
ディレクターズカットは、本当にまた、時間に余裕がある時で。



2005年5月 有楽町日劇にて
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