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拳銃無頼帖 不敵に笑う男のtosyamのネタバレレビュー・内容・結末

拳銃無頼帖 不敵に笑う男(1960年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

第二作目と同様に郊外型スター赤木に相応しく舞台は地味な地方中小都市北陸金沢。初めて主題歌が最初にかかる。三作目でやっと作風が安定した。刑務所から出所したばかり。ライバルは毎回死んで生き返るターミネーター型いかにも宍戸に相応しい。しかしマドンナ役の浅丘ルリ子は降板ほかのレギュラー役者も無名な知らない顔に。出演料ほか制作費の窮乏がヒシヒシ伝わる。まるでb級がc級になったような地味さ。これはこれで渋くて良い。いやもしかしたら鉄道事故偽装殺人とかからむ今回のわりと濃いミステリー色に合わせたのかも。プラス地元の祭り取材風ドキュメンタリータッチをぶつけ社会派ミステリー的ハクも付けたかったのかも。さてラストだが。特撮なし洞窟内セット爆破なし。ライバルのジョーが全ての罪を被って自首地味にハッピーエンド。三作目でやっと作風が安定したかと思ったらシリーズ最終作のような平和さかよ。
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