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拳銃無頼帖 不敵に笑う男のbluetokyoのレビュー・感想・評価

拳銃無頼帖 不敵に笑う男(1960年製作の映画)
3.0
宍戸錠さん演じるサブキャラがいまいちよくわからなかったが、この作品では出番多い。が、結局、わからない。わからないまま活躍する。その分、話は、シンプルになったのでいいのだが。

簡単にあらすじ。
船場組の竜が浜田組の組長、浜田を銃撃して重傷を負わす。殺しはしなかったが、刑務所へ。

シャバに出てきて、金沢へ戻ってくる。かつての恋人と会うためだ。

そこへ、浜田組の子分たちが現れて、銃撃してくるが、何者かが、竜に銃を渡して助ける。そいつは、浜田組の用心棒、コルトの謙だった。この町に二人もナンバーワンがいる必要はない、お前はオレが倒す、という理由で助けたらしいのだ。

竜は、かつての恋人の洋裁店に行ってみる。恋人とよく似た女がいたが、彼女は妹、博子だった。博子によると、姉はホームから落ちて、電車にはねられて亡くなった、ということだ。実は船場組が消したのである。

そんなことをやっているうちに、今度は、博子が、船場組に連れ去られようとしていたが、どこからか、謙が現れて助けた。

さらに、竜と博子が会っているときにも、襲撃されたが、またしても、謙が現れて助けた。人の恋路を邪魔する奴は許せねえ、みたいなことを言いながら。

そんなある日、船場組がダイアモンドを手にする。だが、盗品みたいなのでカネに替えることが出来ない。そうだ、浜田組の組長、浜田は中国人みたいで、海外に顔が利きそうだから、相談してみるか、ということになる。浜田組は引き受ける。

交換場所は、海岸の洞窟。竜も船場組として参加する。謙は浜田組の用心棒なので参加する。

ただ、浜田組は、船場組を皆殺しにする予定だった(もちろん、船場組も浜田組を皆殺しにしようとしていた)。
ここで、謙は殺し屋の他にもダイヤモンド鑑定士の顔も持つ、ということで鑑定もするのだ。

謙がダイヤモンドを鑑定し終わると、浜田組の子分の一人が竜を銃撃しようとした。それよりも早く、謙がそいつを射殺した。
だから、竜を殺るのは、オレだっていってるじゃねえか。
それよりも、よくこんなガラスのかけらを持ってきたなあ(もちろん、浜田組の持ってきたカネも偽札である)。

ということで、船場組と浜田組の銃撃戦。いつの間に、竜と謙が全員を射殺する。

警察が来る。謙は自分一人が全員を射殺したことにして捕まる。
コルトの謙が活躍のほとんどを占めているのだ。

吉永小百合さんがまたしても出演している。竜の妹という役柄だ。いてもいなくてもいい感じではある。

コルトの謙のみが面白い映画である。
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