夏野菜

スライディング・ドアの夏野菜のレビュー・感想・評価

スライディング・ドア(1997年製作の映画)
3.7
あの時こうしていたら、未来は変わっていたかもしれない。
もしも、の世界をネタにした作品は少なくはないけれど、もしもの世界とリアルタイムに両軸でストーリーを進行させる発想が斬新。

映画は上映時間が決まっていて、どこかで物語の終わりがある。
大きなビジネスチャンスをものにしたらハッピーエンドなのか?
彼氏の浮気に気付いてしまったらバッドエンドなのか?
その刹那を切り取って感傷に浸っても、人生はそこで終わりではなくて、ハッピーエンドの先に辛いことがあるかもしれないし、バッドエンドの先に大逆転ホームランを打てるかもしれない。

2つのストーリーに、良いも悪いも選ぶ必要はない。
ただ、グウィネスパルトロウのショートカットを拝める、それだけで至福。
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