うめ

ある愛の詩のうめのレビュー・感想・評価

ある愛の詩(1970年製作の映画)
2.5
この映画、初めてまともに見た。
想像してたよりテンポ良く進むので驚いた。
スポーツ万能の御曹司が気の強い頭の回転が速い女の子を好きになり、親の反対を押し切って勢いで結婚する。
夢のような話。ラブロマンスの基本の基みたいな展開。古典としての価値は高いと思う。
それにしてもこの年の北米興行ランキング1位とは。
調べてみると、この年はパニック映画や戦争モノ、スペクタクル巨編などがランキング上位を占め、
ラブロマンス好きの女子などには見るべき映画が少なかったのかもしれない。また、政治や時事と無縁なのも良かった。だとしても爆発的な大ヒットとは。
見えない理由のひとつは、主人公を演じる2人。
純愛映画にも関わらず、ハリウッド史に残る稀代のスキャンダル男優と愛の変遷でゴシップ誌を賑わす女優である。当時はそこまでスキャンダラスな人物ではなかったのだろうか。
そんなライアンオニールもこの世を去った。
だが、ひとつだけ言えるのは
テーマ曲があまりに美しいこと。
フランシスレイの力無しでこの作品は
ありえないと改めて思った。
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