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ワイルドバンチのbluebeanのレビュー・感想・評価

ワイルドバンチ(1969年製作の映画)
4.0
時代は1913年。自動車や飛行機が発明され、西部のフロンティアはとうに無くなり、荒くれ者たちの居場所はなくなってきています。主人公のパイクは歳を取り、ケガで身体の自由も効かなくなっています。強盗で一山当てて引退をしたいと言いますが、辞めてもその先の展望はありません。若手の仲間からからかわれながらも、気丈にリーダーとして振る舞う彼の背中が渋すぎます。そんな彼らが最後に友情とプライドを爆発させ、西部の終わりと共に散っていくラストは圧巻です。

冒頭の強盗シーン、機関車アクション、ラストの機関銃の嵐、などなど、派手な見どころが満載です。それとは逆に、ストーリーは哀愁を帯びています。それらが組み合わさることで、なんとなく胸にくる作品でした。
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