アクションシーンが素晴らしかったの一言です。特に川に人と馬を丸ごと落としてしまうところには驚きました。
しかし、アクションシーン以外はイマイチ盛り上がりに欠けていた印象です。老いて死に場所を探していた男が、一人のメキシコ人青年のために仁義を尽くして散ったというところが見どころなのでしょうが、そうすると追手の意味はなんだったのでしょうか。正直追手は弛緩した中盤にアクションをつけるだけの装置にしか見えず、「明日に向かって撃て！」ほどの執念深さや怖さが感じられず残念でした。そもそも追手がワイルドバンチの元メンバーだったという設定自体があまり成功していなかったように思います。
