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ワイルドバンチのbluetokyoのレビュー・感想・評価

ワイルドバンチ(1969年製作の映画)
3.4
とにかく、銃撃戦が派手である。戦いというよりも戦争である。決闘なんていうのはなくて、とにかく、撃ちまくっている。こんなことをやっていると、いつかくたばるな、と思っていると、最後に全員、くたばって終わる。主人公は強盗団のリーダー、パイクだ。強盗なのだが、少しも悪者にはみえない。

簡単にあらすじ。
強盗団、ワイルドバンチは、鉄道事務所を襲って、銀貨を強奪しようとしている。騎兵隊に変装して、うまく、鉄道事務所に入るが、様子がおかしい。まわりを大勢の賞金稼ぎに囲まれているのだ。手早く銀貨の詰まった多くの袋を手にして、銃撃戦を繰り広げながら、退却する。
実は、ワイルドバンチ討伐隊、ソーントンが仕組んだことだ。

サイクスの農場で一息つくと、銀貨を確かめてみたが、すべて、ワッシャーだった。だまされたのだ。

とりあえず、追手が来る前に、メキシコにある、一味のエンジェルの故郷の村に行くことにした。

エンジェルの故郷の村は、政府軍のマパッチ将軍に占領されていた。エンジェルの父親は殺され、恋人は奪われていた。

状況はすっかり変わってしまったが、マパッチ将軍は、アメリカに行って、貨車で輸送中の武器を奪って来れば、カネを払うと、取引を持ち掛けた。
パイクは、これが最後の仕事ということで引き受けた。
一方、ソーントンは、パイクの動きを察知して、貨車に乗り込んだ。

ワイルドバンチは、貨車ごと、武器を奪うことに成功する。そのあとを討伐隊が追う。

エンジェルは、反政府側なので、武器の一部を反政府側に渡していた(いちおうパイクは認めていた)。
マパッチ将軍に武器の横流しがバレて、エンジェルは捕まる。

ワイルドバンチとしては、エンジェルを見殺しにはできないので、マパッチ将軍のところへ行く。
ところが、マパッチ将軍は、みなが見ている前でエンジェルの首を切り裂くのだった。

怒ったワイルドバンチ(といってもパイクを含めて4人だが)は、マパッチ将軍の部隊と戦いになった。
だが、多勢に無勢である。パイクも含めて全員死亡した。
そのあと、ソーントンの討伐隊が来る。

戦闘場面は、冒頭の駅事務所の襲撃、マパッチ将軍の部隊が反政府軍の攻撃を受けて退却するところ、そして、最後のワイルドバンチとマパッチ将軍の部隊との戦闘である。
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