暴力のサム・ペキンパーによる暴力の西部。
死=人間がモノに変わる瞬間という構図をまざまざと見せつけられる2時間半。"刹那の命のやり取り"という西部劇的な表現から想像もつかない暴力性とブロマンス的な情…
久しぶりの再鑑賞。
昔は派手なガンアクションの西部劇という印象しかなかったが、人生の折り返し地点を越えた今、めちゃくちゃ心に響く作品になっていることに気づいた。
女性や若い人には鼻で笑われるだろうが…
このレビューはネタバレを含みます
ペキンパーは初。
冒頭からろくでもない奴らしか出てこないため簡単に感情移入が出来ないが、そのうちに、西部時代が終わり、共に朽ち果てる運命にあるこの荒くれ者たちの言動に引き込まれていく。
街中で銃撃戦…
"死のバレエ"のシーンに象徴されるように、血生臭い銃撃戦のダイナミズムだけでぶっ飛べる暴力のショー。細かいストーリーやあらすじがどうでも良くなるくらいに乱れ撃ちを繰り返し、滅びゆくことを覚悟の上で無…
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