このレビューはネタバレを含みます
「死にたくないなら生まれてくるな!」
このセリフすごいなーほんと。
アフリカ(リベリアらしい)の少年兵について描かれたた映画。
私たちは少年兵って存在は知っているけどそれがどういうことなのか、想像だけでもしたことあるか。幼い頃に強要され自分の手で家族を殺した者に、怖いものなどない。死に慣れすぎている子供。華やかな衣装を着ながら銃を振り回し、愉快なあだ名で呼び合う紛争しかしらない子供達の気持ちは想像が出来なかった。しかし、どんなに兵士という名をかかげても人を殺すことに慣れていても、彼らはやはりどこかに子供らしい部分がみられる。悪になりきれない。それが垣間見られる時つらかった。
子供は本当に何も知らないから、何にでも染まる。染まってしまう。紛争の闇は、戦争以上に深い。