ねぎおSTOPWAR

マラソンのねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

マラソン(2005年製作の映画)
3.8
実話をベースにしたお話です。
自閉症の男子がフルマラソンで3時間を切るんですよ‼️いわゆるサブ3。
サブ5を目指すわしからすると、自殺ペースの爆走を3時間続けるなんて‼️‼️
映画では一度だいぶペースダウンして止まっちゃうでしょ?あれで3時間切るならさ、まともに練習したらとんでもない選手ですよねー。



身近にいるんです。自閉症で生まれてきた子が。
最初は「言葉遅い子っているから大丈夫」などと言われながら頑張るのでストレスも溜まるし、気づくの意外と遅かったりね。で、むしろわかった方がね、理由がはっきりしてくれた方が対策は取れる。
・・でもね、ここで繰り出されるポジティブシンキングの裏には、映画にもいくつか描写がありますが、本当に育ててみないとわからない。自分が壊れてしまう時もあれば、外野の言葉に傷付くことだってある。

この映画じっくり観るのはね、なかなかしんどいっす。いわゆる重いというか・・

良かれとモノを言う人
知らないで言っちゃう人
理由をつけて逃げる人
側で傷付いている人
疲れてるし反論も出来ない人・・

出てくる人たちの心情を慮るとこっちがね、心が行き場を無くしてグーッとひたすら耐える状態。
これが辛い。
だって誰一人間違ってるとは言い切れないんだもん。
もうそうなると泣くしかない。


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