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クリムゾン・タイドのNのレビュー・感想・評価

クリムゾン・タイド(1995年製作の映画)
4.2
【核ミサイル発射をめぐる艦長と副長の対立】
部下をも巻き込んだ艦長と副長のやり取りに目が離せなかった。
キューバ危機を彷彿とさせる一触即発の戦況、核戦争の危機にどう立ち向かうのか
軍隊の指揮命令系統、指揮官としての立ち居振る舞い等、学べるものが多くあった。

比較的平時な前半シーンでは、幹部たちが広島長崎への原爆投下、クラウゼヴィッツの『戦争論』について言及していて非常に聞き応えがあった。
本作が『沈黙の艦隊』連載中に公開されたこと、『トップガン』の監督作品であることも興味深い。

これからは、私が防衛大学校を目指していた時に読んだ『指揮官の条件』(髙嶋博視著)を読み返そうと思う。クラウゼヴィッツの『戦争論』も機会があれば読みたい。
「機会があれば」←これは脈なしやな、読む気ないやろ、カッコつけんな
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