潜水艦ものでは忠実でもあり、緊迫感もありで面白い。
当時のロシア情勢はまだ犬猿の中であり、そのロシアではクーデターが起き核施設を制圧。
これによって第3次世界大戦の危機へ。
対してアメリカは原子力潜水艦アラバマをロシアへ送り込む。
この艦長と副長が通信の是非をめぐって対立する。
演じるのがデンゼル・ワシントンとジーン・ハックマンというのはベストなキャスティングで、穏健派と強硬派の対決は緊張感ありまくり。
部下のそれぞれの対応も見物。
劇中でも説明されますが、どちらが良い悪いではなくその対応こそが一番の問題点であると。
核を扱うという事はそれほどまでに重い決断が必要。
核がどうのこうのではなく、受けた連絡に忠実にが海軍なのだ。
だからハックマンがなぜ強行しようとするのかは、前記の命令系統があるから。
余談ですが乗組員の中にはヴィゴ・モーテンセンやジェームズ・ガンドルフィーニなど、まだ売れる前の俳優が出ている。
ヴィゴなどかなり重要な役なのでもっと注目されてもよいと思うが。
