ヒメ

赤い風船のヒメのネタバレレビュー・内容・結末

赤い風船(1956年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

監督・脚本 アルベール・ラモリス

忙しい平日の夜に
短編映画でショートトリップ ꕤ

久しぶりに『フランスの配色』を読んだので。
(私のお気に入りの中の一冊)
少年が女の子の絵を見ている
ワンシーンが掲載されているのだけど
補色の赤と緑の2色に
黒を組み合わせる配色は
ロートレックが
タブローやポスターで愛用した配色
これってある法則があるらしい
当時以外と配色に多かったのは
黄緑と黄みと茶色のサン=デグジュベリ
星の王子さまスタイルとかとか✨


男の子が街灯に引っかかっている
赤い風船を助ける(とってあげる)ところから
はじまるストーリ
約70年前のフランスのファンタジー🇫🇷

か、可愛い…...
ツヤツヤぴかぴかの赤🎈
まるで赤い風船に意思があるような
うごきと少年が可愛くておもしろくて
みいってしまう
ファーストカットの朝靄の陰影
空と光の美しさもすばらしい

さいごに赤い風船は
すごい団体で追いかけてくる同級生に
割られてしまうのだけど
これ私的にめっちゃ怖
ゾンビ軍団に見えてくる..

それからどうなる⁉︎って見ていると、
街中の風船がいっぱい少年のところへ
集まってきてくれて
少年は風船と一緒に空へ飛んでゆく

少年の生活が垣間見えるので
ちょっびり寂しい側面もあるけれど
そこがフランス的


*台詞は無いので想像*
多分両親はいなくて身内じゃない風の
おばあさんと暮らしていておばあさんは
風船にも少年にも冷たくて厳しそう
結局、おばあさんは連れて行く
「わたくし面倒見れませんわ。」という感じ。
少年は直ぐにそこから脱走..

にしてもすごい作品!
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