煉獄エロイカに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

「煉獄エロイカ」に投稿された感想・評価

EnCeTempLa

EnCeTempLaの感想・評価

4.4

映像の構図に20世紀前半に出た、シュールな絵画の影響を感じる。漠然とした不安をはらんだ、映像は良い。何処をとってもスタイリッシュな映像でセンスの良さがある。話しは謎めいたおり、中々追うのが大変。時間…

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ありとあらゆるものがキマっていて頭おかしくなりそうだった。白昼夢のような世界観と同じロケーションで繰り広げられる難解な会話劇が逆説的に閉鎖性を生み出している。
日本共産党の武力闘争路線批判をしたかっ…

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きょ

きょの感想・評価

4.3

話の内容は難しかったし大まかにこんな感じかなくらいしかわからなかったけどそれでも飽きさせないくらい画がと音カメラの動きが魅了してくれた。白黒の映画なのに白と黒の比率を変えるだけでもこんなにも表現の幅…

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68年以降の、分裂と疑心暗鬼に襲われた学生運動と、未来(80年ごろ)には無頓着になってるだろう日本社会を、演劇的なギミック(一人多役・役者の交換・かつら)で象徴的に批判してると思われるけど、にしても…

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さっ

さっの感想・評価

4.5
平行線と間隙。フレームは極限まで切り詰められる。
吉田喜重のカメラアングルは実相寺と似ているけど広角レンズによる歪み=曲線を排している点で異なる
ファーストショットからキレキレ マジでコレ40年前の映画なんすか?
これもまた、私のカルトムービー😎
お気に入りのカットの数々をポスターにして部屋に額装したいのは私だけではない筈。 
M山

M山の感想・評価

4.9

凄い!
徹底したカメラワーク。
演者の芝居は、イマイチであるが、素晴らしい映像だ。
エを撮るとは、正にこの事だと思う。
美しい悪夢。
私は、今だにこの映画を超える白と黒の世界を観た事がありません。

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pino

pinoの感想・評価

4.5

バッチバチにキマった構図
たぶんここまでかっこいい画は洋画邦画問わず観たことがないかも

対称をずらしたり鏡を使ったり階段下からグルっと切り返すようなショットも、すべてがフォトグラフィック
無機質な…

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ペイン

ペインの感想・評価

4.5

大島渚、篠田正浩らと並び
“松竹ヌーヴェルヴァーグ”の一角を担った吉田喜重監督の「愛とアナーキズム」3部作の第2弾(ATG配給)。

3部作の1作目にして我がオールタイムベストの1つである『エロス+…

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