こぅ

ぼくの美しい人だからのこぅのレビュー・感想・評価

ぼくの美しい人だから(1990年製作の映画)
3.8
久々(DVDでは初)鑑賞。

「一つだけは確か
私と一緒で恥ずかしくないと 私の目を見て言えないはず」

ルイス・マンドーキ監督による、大人の【ラヴ・ストーリー】。 


27歳のエリート広告マン、マックス(ジェームズ・スペイダー)は、ハンバーガーショップ[ホワイト パレス]で働く43歳の女性、ノーラ(スーザン・サランドン)と出会い、酒の勢いから一夜を共にしてしまう…。


本作は、素直で、全てを予定調和で終わらせる、潔いストレート勝負快作‼︎
心に傷を負った2人、最悪の出会い〜運命的再会〜意気投合、ラヴラヴ〜訪れる別れの危機、、オーソドックスで、チャラい小細工なんて一切無いシンプルが、今では新鮮だ。
勿論、プロットは、王道ラヴなのだが、凡百とは決定的に異なる、斜め上を行く テーマ を一本を持っているのが味噌。
歳の差カップルのあれこれをフューチャーした安易な安物ではない。
そのテーマが、本作の魅力で、語り継がれるワケだろう。
併せて、ジェームズとスーザンのハマり役と、繊細な演技あってこそのトータルクオリティだ。
最初のマックスの泥酔を襲うノーラがセクシー。スーザンって、結構 巨乳 だったんだ。
【テルマ&ルイーズ】後の再見だと、サバサバした役のスーザンが、ルイーズの原型に見えた。


ノーラの部屋のドアにぶら下がっていたプレート、
【SSDD - Same Shit Different Day *】

起、承は、良いとして、転〜結の間が、少し間延びしている印象。
ストレートに進んで(縮めて)も良かった。

クライマックス、
確信するマックス、分かりきった展開〜


愛、恋人は、他人への自慢や見せ物じゃない‼︎
ラストの'90年らしい、大胆な、劇的、愛の証明。


*注記
SSDD - Same Shit Different Day =
[日は変わっても同じクソ]或いは、
[ごくごく平凡で退屈な日常生活]の意。
SSDD君のハンネでもある。
こぅ

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