のりまき

ぼくの美しい人だからののりまきのレビュー・感想・評価

ぼくの美しい人だから(1990年製作の映画)
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この作品は当時かなりヒットしたはずなのに日本ではさほどでもなかったのか?いやいや、何やらオサレな表紙で原作本が書店で平積みされていたぞ。この原作がすごくて・・・え!絶版?年の差だけでなく、住む世界の全く違う二人が磁石のように惹かれ合い、反発し合うさまが綿密に描かれたとてつもなくシビアで面白い本であるのに残念。
映画の方は尺もあるので、かなりソフトでロマンティックに作ってあった。キャストを見てもそれが分かる。まあ、あんまりリアルにだらしないおばさんじゃ恋には落ちられないものね。女側からは自己投影できるような美しさも必要なんだろうし。
サランドンのリアルさとロマコメ力が存分に発揮されたラスト。
スペイダーの啓蒙されちゃう君もすんなり。
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